CHICKS RIOT!|特別編|レコードコラム

CHICKS RIOT!|特別編|レコードコラム

さあ、続くまとめ記事は、、、今回レコードストアデイのCHICKS RIOT!ということで、レコードトークを繰り広げてみたいと思います。明日(4/22)当日マイクを握らないイラストレーターささきなそさん、DJのAkiさん、俺が、ショーン!!!さん、Tomomiさんに同じ質問をお送りしてそれぞれ回答いただきました。愛溢れる素敵なエピソードだらけ。ぜひ読んでみてください。これを読んでいるあなたの初めてのレコードは何でしたか??

CHILDISH TONESやMEGA Xの皆さんのお話は、、、当日のライヴの中で聴けちゃったりするかも、、、しれません!(希望的推測)

では、早速いってみましょう!

❶初めて買ったレコードを教えてくださいー。

❷レコード、もしくはレコードショップにまつわるお気に入りの思い出やエピソード、何かひとつお願いします!


■ささきなそ(イラストレーター)

❶ビートルズ – アビーロード(日本盤帯なし)

❷私が初めてレコード屋へ行ったのは17歳、地元愛知県にあるサウンドベイ金山店でした(現在は閉店)。 そして人生初のレコード、アビーロードを買いました! 当時は自分の好きな音楽もレコードのことも、よくわかっていなかったので、独断と偏見で「部屋に飾りたいレコードといったらコレ!」とジャケで決めました。 上京してしばらく経ち再度サウンドベイ金山店へ訪れたとき、好きな音楽が増えた私は17歳当時とは見応えが全然違う!楽しい!!品揃え豊富!!そしてジョナサン・リッチマンのDVDと、NRBQのDVDを興奮気味に購入しました。 ありがとうサウンドベイ金山店!


■Aki

❶Pizzicato Five – HAPPY END OF YOU

❷初めてNYに行ったときにOTHER MUSICで「ENONありますか?」って聞いたら私の発音が悪くブライアン・イーノを渡されたこと。


■俺が、ショーン!!!

❶Hi-Standard – California Dreamin’ (7″) 1996

❷2014年ギリシャに行った時に訪れたZaharias Records にて。Joy DivisionのUnknown Pleasuresを手にした時に、「僕もこの間買ったばかりだよ」と現地の人に話しかけられて一緒にコーヒーを飲みに行ったこと。彼は日本が大好きで、ボランティアで福島に行ったことがあるという話や、日本のご飯で1番美味しかったものは味噌汁だったなんて話をしてくれたのが、すごく思い出に残っている。


■Tomomi

❶V.A./ Expreso – Otra Recopilacion De Canciones De Siesta

❷私のレコード初めてエピソードとそれにまつわることを――CD主流ななか、レコードにちゃんと興味を持ち始めたのはちょっと遅い大学生の頃。当時渋谷系の流れで、ラジオや雑誌の情報から海外のインディレーベルものも気になり出し、雑誌巻末のレコ評を切り貼りし今では考えられない豆さで自分カタログを手作りするなどして、シーンを眺めていました。そう、眺めるだけ。地方住まいで自分が欲しいものはその辺にはあまりなく、もちろん試聴も通販も今のように気軽にできなかった頃です。使えるお金も限られている中で、吟味して(たぶん仙台で)初めて買ったレコードが、スペインのレーベル・SIESTAのコンピ(V.A./ Expreso – Otra Recopilacion De Canciones De Siesta)でした。

ジャケも作り込み過ぎずいい感じのイラストで、盤は淡いピンク色。針を落とすとギターポップなど好みの音ばかり。ああなんてかわいいの…♡♡♡とじんわり感動したことをおぼえています(もちろん今でも自分のセトリに度々登場する名盤です)。 そんな始まりから今まで興味を失うどころか、好みのアイテムに出会えばやっぱり手に入れたくなる。ある意味これは病としか言いようがないのですが、音楽とデザインに興味がある自分にとって、CDよりも大ぶりで、目と耳を楽しませてくれるレコードは、単純にものとしてとても愛おしい存在なのだろうなと思います。

ちなみに、当時はプレイヤーも持っておらず、買い替えを予定していたフリッパーズ・渋谷系に詳しい隣人からそんなに高くないであろうSONYのプレイヤーを譲り受けるわけですが、こちらも30年ほど経った今もばっちり現役!!と勢いよく書きながら、私学生時代と全然変わってないな…とつくづく思い知らされます。いいのか悪いのか、でもたぶんこれからも変わらずそんな感じなんだろうなと思います。


❶初めて手にしたのは両親に買ってもらった「キューティーハニー」。自分のお小遣いで買ったレコードで言うと、マドンナ『ライク・ア・ヴァージン』だったかな。シンディ・ローパーとちょっと記憶が曖昧。

❷世界最大のインディペンデントなレコードストア、Amoeba Music。そこへ訪れた時の感動は忘れられない。VAMP! 創刊の頃で、2002年だったかな。関西のPrambathと一緒にサンフランシスコツアーへ行った時にマミーズのラッセルに連れられてみんなで出かけたストア。ワクワクしながら興奮気味に入店してみると規格外の大きくてさらに驚いた記憶。その帰りにみんなで食べたアイスクリームの美味しかったこと!

そんな感動に包まれながら手にした盤のひとつがPANDORASのレコードだった。目にすると今でも嬉しくなるからプライスシールを剥がしていない。で、購入したのはマフスのキムやその元メンバーであるメラニー加入後の白アルバム『Stop Pretendeing』。ピンク盤の『It’s About Time』も一緒に買ったのだったかどうか定かじゃないけど、PANDORASのアルバムを手にするとVAMP!を始めた頃の出来事やこの時の渡米体験が思い出されて懐かしさで胸が熱くなる(この滞在で行ったインタビューや体験はVAMP! issue02に掲載)。

ちなみにPANDORASのレコードを手にした数年後にオリジナルメンバーであるバンビ(B)に母娘同士で突然対面できる機会に恵まれることに。新宿某所で「初めまして」って挨拶しながら起こっている現実に震えていた、という思い出も付け加えておきます。

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