Interview |NIKKI CORVETTE | 6度目のジャパンツアー『Girls Like Me』を振り返る

Interview |NIKKI CORVETTE | 6度目のジャパンツアー『Girls Like Me』を振り返る

「Girls Like Me」の演奏の時、女の子たちにステージにあがってもらったのは、何事も恐れず、突き進んでほしいっていうメッセージがあったからよ!

この6月に、6度目となるジャパンツアーを成功させた永遠のロックンロールガール、ニッキー・コルヴェット。奇跡の来日!とシーン全体が萌えた2004年以降、コンスタントにジャパンツアーを行ない、回を重ねるごとにファンを増やしていったニッキー。今や彼女を中心にした独自のシーンを築き上げていっている印象すら感じさせる。いつまでもキュートでチャーミング、ステージ上では激しくダンスしながらロックンロールする姿に、私たちは毎回毎回癒され、どれだけ励まされ続けているだろう。今回のツアー最終日のアンコールでは早速来年2019年来日を約束。早くも来年のお楽しみを設けてくれた私たちのニッキーに、ジャパンツアー2018について振り返ってもらった。

Interview/Transelate/Text Ayumi Tsubouchi,Thank you! Hiroko Ishikawa

今年、2018年のジャパンツアーはいかがでしたか?

Nikki ジャパンツアーをやるたびに素晴らしいものになっていくわ! 以前はみんなが飽きてきてしまったり、退屈に感じるようになるんじゃないかと思っていたけど、今回もフロアは人でいっぱいだったし、素晴らしい時間だった。最後の曲として「Girls Like Me」を演奏する時にたくさんの女の子たちにステージに上がってもらったのだけど、彼女たちが私から離れられない時もよくあったわ。相思相愛のツアーだったという風にも言えるわね。2004年に初めて来日した時からの友人たちと会ったり、ハングアウトもしたわ!

今回のツアーの最高の出来事って?

Nikki 数えきれないくらいあるわね! まず、一緒に回ったメンバーが最高だった(※レッツゴーズのココ(G)、ザ・フェイダウェイズのトヨゾー(B)、ヤングパリジャンのチェリー(Dr)がバックバンドのメンバーとして参加)。メンバーはみんな暖かくて心地よかったのよ。また、ツアー中は素敵なバンドとのたくさんの出会いもあったし、さらに新しい友だちができたわ。今回もたくさん素敵な初体験をしたから…これからもやり続けるわ!

今回のツアーでは、熊本など初めて訪れる街もありましたよね。実際に行ってみていかがでしたか?

Nikki 今回のツアーでは初めて訪れる街が、熊本と広島の2箇所あったのよ。行ったことのない場所へ行くことは、特に好き。その土地の美味しいものを食べたり、ランドマークを眺めたり、街から街への微妙な違いを味わってみたり。熊本もよかったわ。今回ドラムを担当してくれたチェリーのホームタウンでもあるから、ちょっとスペシャルな体験をすることもできたの。バンドメンバー全員で熊本teeを着てみたりして。2016年の熊本地震で被害に遭い、今復旧中の熊本城にも行って見てきたのよ。辛子蓮根は本当に美味しくて、大好き。でも、馬刺しはトライしなかったわ。

広島では早朝ピストンズと共演したのだけど、彼らと一緒にできるのを心待ちにしていたのよ。やっぱり、彼らは素晴らしかったわ。演奏以外のことで言えば、広島では広島平和記念資料館と原爆ドームへどうしても行きたくて。実際にその場に行くと、いろんな感情が渦巻いてすっかり圧倒されてしまったけど、私たちはこうして何かを感じ取ったり、今の世界に狂った風潮があるということを理解しようとする姿勢が必要なのよ(特に、アメリカの政治に関して)。それによって壊滅的な歴史の繰り返しを避けることができるだろうと思うしね。

あとは、そうね、新しい土地へ行くのと同じくらい、東京や横浜、大阪のクレイジーさだったり、新旧の友人たち、初めて出会ったクールなバンド、そのすべてが大好き。今回のツアーで共演した素晴らしいガールバンドとの出会いがあったのだけど、全バンドよかったわ。新しい街へ行くことと初めて体験するということが何より好き。以前に訪れたことのある土地はどこもホームにいるような心地よさがあって、心からありがたみを感じているところよ。2005年に初めて訪れた宮崎へ今回再び行ってみると、地元の人たちがTonioというアフターパーティをやったレストランでの私のことを思い出すだけでなく、前回来た時に私が書いたサインや写真を、お店の壁に貼ってくれていたのよ!!!

今回のジャパンツアーは「Girls Like Me」というタイトルで行なわれ、最終公演でも最後に同名の曲を演奏していましたよね。演奏中には女の子たちをステージにあげてみんなで大合唱しているシーンは感動的でした。と同時に、その光景にニッキーのメッセージが込められているように思ったのですが、いかがですか?

Nikki 私が音楽を始めた時、音楽業界の中ですら、どこかこう寛容でも協力的でもなくて、人々から受け入れてもらえないという状況だったの。だからずっと尊重され、認められようと闘ってきたわ。私が過去にショウから放り出されたり、ひどい目に遭ったり、解雇されたりしたことがあるのを知っている? それでも私は今もここにいるし、ロックしている。音楽活動をしているこのシーンで喜びを感じているわ!

だから、そういう気持ちを、ファンやミュージシャン、ロックンロールな女の子たちみんなでシェアできたらと思っていたの。それが、私のやり方なのよ。たとえほかの人がどんなことを言ってきても、いつだって自分のやりたいことは何でもできると思っているし、たとえ闘いを強いられたとしても、すべてに可能性があると信じている。それこそが、愛、音楽、コミュニティ、友情の価値よ。私は今回のツアーでの、あの行動に何事も恐れずに突き進んでほしいっていうメッセージを込めたの。だって、私自身も、そして私みたいな女の子も、みんなロックンロールするために生まれたんだもの!!!

「Girls Like Me」の歌詞を書いた時のことを覚えていますか? どんなことを考えながら歌詞を書いていましたか?

「Girls Like Me」に込めたオリジナルの意味やメッセージはハッキリとは覚えていないけど、私が今でも伝え続けているものと同じ内容よ。

「Girls Like Me」と言えば、ドナスが「Gimme My Radio」の中で“ニッキー・コルヴェットのようになりたい”と歌っていますが、それを聴いた時にどんな風に感じましたか?

90年代には音楽をやっていなかったけど、その少しあとにある女の子たちに会ったり、私の音楽からインスパイアされてバンドをやっているというメッセージをもらうことがあって、あまり信じていなかったのだけど…のちに、ガールバンドが(男の子もだけど)ニッキー&ザ・コルヴェッツのカヴァーをしているということを聞くようになったのよ。ボビーティーンズのティナとラッセルとか、(編注:初期ドナスのプロデュースを担当していた、元スーパーチャージャーの)ダリン・ラファエッリのような人たちと会うようになって、私の考えも少しずつ変わっていって。もしかすると、私のやっていたことにインスピレーションを受けている人たちやバンドの存在があるというのは事実なのかもしれないなって。

だから、「Gimme My Radio」の中で初めて自分の名前を耳にした時、とても感激したわ。物事がいろんな風に変化していって、ロックンロールしている中で私自身が体験した下らないことすべてに対して正当性を証明したような気分になったの。心から嬉しかったし、今でも私は当時と同じスタイルでいるってことを改めて確認して誇りを感じたわ。

そういえば、バズコックスのカヴァーをやっていますよね! 私も大好きです。この曲やバズコックスにまつわるエピソードなど何かありますか?

「What Do I Get」はシンガロングアンセムで、みんな知っているからね! ライヴに来てくれる人たちは、彼らの友人から私のことを事前に聞いたり、ライヴへ行くように薦められてフロアにくるらしく、そこで私の曲を好きになるんだって時々聞くわ。

でも、私の音楽を知っている必要はなくて。バズコックスの曲が私の持っている音楽的見解を示してくれたり、ライヴでの雰囲気を和らげたり、みんなで一緒に歌うことに一役買っているのよ。バスコックスのカヴァーをやることで、その場の空気を一度掴んじゃうと、そのあとのみんなの入れ込み具合が全然違うわ。私自身、バズコックスと会って喋ったこともあるのだけど、実は彼らのこと、そこまでよく知らないのよ…。

2004年の初来日から今回で6回目のジャパンツアーですよね。やりたいと思ってもなかなかできない素晴らしいことだと思うのですが、ニッキー自身はどのように感じていますか?

正直なところ、私の知っているたくさんのバンドが一度となく私が日本へ行けるように一生懸命やってくれて、ジャパンツアーを6回もやれていることがどれだけ恵まれていることなのかってよく理解しているわ。だから、私は日本の人たちと日本をどれだけ愛しているかってことを、いつも包み隠さず語るのよ。札幌から宮崎、仙台から福岡…と北から南まで、日本のあちこちでたくさんのライヴをやれているなんて、恵まれすぎているわよね。

ツアーで訪れる土地を知ることや、行く先々で出会う素晴らしい人たちと知り合うことが本当に大好き。初来日以降、何回かのジャパンツアー(2004/2005/2006)で知り合った人たちとは今でも友人関係にあるし、コンタクトも取り合っている。日本ではたくさんのプレゼントをもらったけど、全部ちゃんと保存してあるのよ。日本へは何度でもライヴしに来たい、大好きな土地のひとつなの。

何回か来日して、日本でやってみたいと思っていたことは結構体験し尽くしたから、次回やりたいと思っていることのリストも用意し始めているの。例えば、キツネ村へ行くとか。道路標識じゃないタヌキを見てみたいし、あとは何かしら…次回来日の前にはほかの何かを見つけておくわ(本当に動物が好きだからきっと動物絡みよ…)。今回のツアーではフクロウカフェやハリネズミカフェ、ロボットレストランへ行くことができたし、さらにはゴジラビュールームのあるホテルにも宿泊したのよ。

ニッキーが音楽活動を再開した当時、ロックンロールし続け、世界中を飛び回っている、今のような状況をイメージしていましたか?

いまだにこうしてライヴをしたり、レコーディングをやって世界をツアーをして回っているなんて、ちょっとありえない夢だと思っていたから、私の置かれている状況を、自分でもまだ信じられないでいるわ! 私は完全な大人になれなくて(ピーターパン・シンドロームね)、ロックンロールが私の若さ(と狂気を!)を維持してくれているのね。私自身とほかの人たちが楽しんでいる限り、その楽しさは続いていくし、みんなが私を観に来てくれる限り、私は歌い続けるわ!

また来年来日するとか?! 今から待ちきれません! 楽しみにしていますね。

前回のジャパンツアーが最後になるのかなって前に思ったこともあったけど、また来年戻ってくるってみんなに約束することになったわ(今回のジャパンツアー最終公演をやって幡ヶ谷Heavy Sickで21曲演奏したのちに、フロアのみんながまだまだ私のライヴを見たいって言ってくれて。で、来年戻ってくる約束をしたの)。だから、そうなるように祈っていてね。日本に戻ってきてほしいと思うなら、ぜひ私に知らせてね。そして、私の昔からの知り合いの、大好きなバンドにはもう次回の来日公演について話をしているの。素晴らしいものになるわ!!!  これまで訪れたことのない街も、日本国内にはまだいくつもあるしね。

最後に日本のファン、そしてVAMP!読者にメッセージがあったら聞かせてください。

VAMP!読者や日本のファンのみんなへ、これまでにもたくさんメッセージを送ってきたわね。そこで、みんなにちょっとお願いがあるのよ。また私に日本へ戻ってきてほしいというリクエストがあったら、私に連絡をちょうだい。そして、素敵な場所、トライすべきこと、共演するのに良いバンド、一度訪れたり、またライヴしに行くべき街、会った方が良い人物とか、みんなのオススメをよかったら聞かせてほしいの! あなたの夢に寄り添いたいわ。どうか、そのままを楽しんで。そして、みんなでパーティしましょう! ガールズロックは永遠よ!   ジャパン! 本当に愛しているわ♡

L→R  Nikki COCO (THE LET’S GO’s)

ニッキーのジャパンツアー2018でバックバンドを務めた
“期間限定版のTHE LET’S GO’s”
L→R Toyozo(The Fadeaway) COCO(THE LET’S GO’s) CHERRY(Young Parisian)

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