Interview | THE LET’S GO’s① – 私たちがレッツゴーズです⚡︎ワン、ツー、ツリー、フォー!

Interview | THE LET’S GO’s① – 私たちがレッツゴーズです⚡︎ワン、ツー、ツリー、フォー!

THE LET’S GO’s(レッツゴーズ)

On ギター,ココ!小さな巨人⚡︎
On ベース,サクラ! 可愛い怪獣⚡︎⚡︎
On ドラムス,マリコマリコ!笑顔の爆弾⚡︎⚡︎⚡︎
私たちがレッツゴーズです!!!

Member ココ(Vo/G) サクラ(Vo/B) マリコマリコ(Vo/Dr)
Interview & Text 坪内アユミ

ココ(Vo/G)率いるレッツゴーズに、サクラ(Vo/B)、マリコマリコ(Vo/Dr)というピッチピチのメンバーが加入して1年あまり。サクラが楽器未経験者だったにも関わらず、何かに導かれるように集まった3人はそんなのお構いなしとばかりに4ヵ月後には初ライヴを決行。その瞬間からライヴに継ぐライヴという大冒険の日々へと一気に突入した。地方へだって、アメリカへだってひとっ飛び。「ワン、ツー、スリー、フォー!」。3人のかしましいシャウトと笑い声は毎晩のように地球上のどこかから聞こえてくる。そして気づけば、ニューアルバム『平凡チェリー』が完成していた。きっと誰もが思ったはず。え、マジかよ?w

 

さて、誰にも止められない勢いで驀進するレッツゴーズの最新作『平凡チェリー』、もうお聴きになっただろうか? やりたいことだけやった。歌いたいことだけ歌った。あたしたちだけのロックをやった。全部やりきった。キャリアは異なれど、「ロック大好き」「バンド大好き」「ライヴ大好き」な3人がピュアなハートと初期衝動で作り出した珠玉の12曲もまた、マジかよ?な仕上がり。とにかく情熱的。もはやエネルギーの塊だ。初めて音楽に夢中になった時の、「大好き!」と「もっと!」が渋滞するあのキラキラした感覚を思い出したのはきっと私だけじゃないだろう。本物の透明感に触れた衝撃。『平凡チェリー』は、だからこんなにも最強で、こんなにもスカッとしている。さらに曲の中では、清々しい表情で私たちへこう畳み掛ける。「アーユーレディ?」。すごい3人だ。

 

『平凡チェリー』リリースを控えた先月6月、去年からやろうやろうと言っていたインタビューを行うべく3人と対面。ただ、新作を探っていくには、まず怒涛の1年を振り返らなくちゃ。とそんなわけで、まずは“はじまりのはじまり”からお話をスタートさせていきたい。彼女たちの活動の展開が早すぎて事態をよく掴めていなかったというみなさまも、どうぞご安心ください。今回も保存版のロングインタビュー。長いよ。じっくり読んで。

 

THE LET’S GO’s-LET’S BOMB Interview①
はじまりのはじまり:新メンバー探しの旅

次のレッツゴーズはあの子じゃない?

――サクラちゃん、マリコマリコちゃん。新メンバー加入が発表されたのはちょうど1年前のことでしたね。

ココ(Vo/G)  ですね。新メンバーが入るまではトヨゾーさん(THE FADEAWAYS)とチェリーさん(YOUNG PARISION)がサポートしてくれていて、去年6月のニッキー・コルヴェットのジャパンツアーまでその体制でやっていました。私たちはニッキーのバックバンドを担当して、同時にレッツゴーズとしてほとんどの公演のサポートもやって。で、そう。そのツアーファイナルのステージでチェリーさんが予定外に新メンバーのことを言っちゃったんですよ(笑)。

――(笑)まさかの発表だったね。あの夜から今日までの1年…まずはメンバーとの出会いについてお話を聞かせてもらえますか?

ココ トヨちゃんとチェリーさんと活動を始めたのが2017年10月。初ライヴから去年6月まで…半年だったんですけど、すごく楽しくやっていましたね。その反面、そろそろ正式メンバーを見つけなきゃ…と真剣に考え始めた頃で、マリコマリコから連絡が来たのもちょうどその時期。「私の誕生日のライヴに出てくれませんか?」「サポート体制のバンドでも、ソロでも、どんな形でも良いからココさんに出てほしい」って。

マリコマリコ(Vo/Dr) それまであまり喋ったこともなかったんだけどね。

ココ ライヴハウスへ遊びに行った時に、受付をしていたマリコが声をかけてくれたんですよ。そこでガールバンドでドラムをやっているって言っていたから「ドラマーでは誰が好き?」って聞くと、「キース・ムーン」って。私その時期にちょうどザ・フーの前身バンド、ハイ・ナンバーズをyoutubeでよく観ていたから、キース・ムーンと聞いて「おっ!」って思ったのを覚えています。

マリコマリコ  私も「お、いいねっ!」って言われたのを覚えてる(笑)。

サクラ(Vo/B) ココさんはそこでマリちゃん(マリコマリコ)に目をつけた感じだったの?

マリコマリコ  でも、当時はレッツゴーズのリズム隊が脱退することはまだ発表されていなかったんだよね。

ココ うーん、その時はマリコマリコという存在を把握したっていう感じかな(笑)。楽しくていい子だな、ドラムやっているんだな…ライヴを観てみたいなとか。次のメンバーを探すことになったのはそのあとだけど、そもそも女の子ドラマーの人口は少ないし、さらにレッツゴーズとしてやってくれる人なんてなかなかいないだろうから、ぶっちゃけもう女の子じゃなくてもいいやくらいに思い始めていて。

マリコマリコ メンズでもOK…みたいな?

ココ (笑)(ベースのミーとドラムのモエコフとココという)前の女3人メンバーがすごく良い形だったから、それを超える人と巡り会うのはもう難しいだろうって思っていたんですよ。トヨちゃん、チェリーさんに支えてもらった時期もすごく最高で、その経験によってレッツゴーズに男の人が入っても成立するんだなって身をもって確認できた。だからより面白いと思えるラインナップでレッツゴーズを再スタートしたいという思いが強まっていって…と、そんな時にマリコマリコが現れたので、彼女のやっていたハリウッドというバンドをまずは観に行ってみようって。

マリコマリコ  お兄さんたちとヴォルツ(THE VOLTS)というバンドもやっていたんですけど、ココさんにお話するならガールバンドを言った方が覚えてもらえるかなと思って(笑)。初めて会った時はハリウッドというガールバンドのことしか言わなかったんですよ。

サクラ 賢い!(笑)

ココ サポート体制でのレッツゴーズはライヴを活発にできなかったし、ソロ活動もしていたものの少しずつ飽き始めていたし、限界を感じてきていて。それで、ソロライヴに元メンバーのミーちゃんをお招きして、2曲くらい一緒に歌ってもらったことがあって。そのライヴでなんですよ、マリコマリコのやっているヴォルツというバンドがトリで出たのは。で、ライヴを観たらマリコマリコのドラムがえらく凄まじくって。一緒にいたミーちゃんと「ええっ!」って。「レッツゴーズはあの子でしょ!」って盛り上がったんですよ。「めっちゃヘルシー!」とか言って観ていました(笑)。

マリコマリコ  えへ、私って健全な感じ?(笑)

ココ (笑)ライヴにはお客さんもたくさんいたし、マリコマリコがメンバーからも、お客さんからも愛されていることが伝わってきたし、キャラも良いし、ドラムプレイも衝撃的に良かったんですね。

ロックンロールの神に選ばれた!

――長年一緒にやってきたバンドメイトから「この子じゃない?」って言われたことは、ココちゃんにとってはかなりの決定打になったのでは?

ココ かなりデカかったですね。それで、後日ご飯しながらお喋りすることにしたんです。ただ、「今日オファーをするぞ」と決めて出かけたくせに、なかなか言い出せなくて(笑)。

マリコマリコ 私は私で、初めて共演してライヴを見てもらったことで私の下手くそさがバレちゃったなって思っていて(笑)。それなのにバンド加入のお誘いだったから「わー、キターーーッ!!!」って大興奮ですよ。だけど、ココさんが不思議なくらいにモジモジしてて(モノマネしながら)「マリコは他にもバンドをやってるしぃ…でも大学も卒業するしぃ…レッツゴーズもやってくれたらいいなぁ……」って。お酒片手にこの辺を見ながら(本人の目から離れたところを指して)、「…なんかぁ、やってくれたらいいなぁって思ってぇ…」って(笑)。

サクラ モジモジすぎる(笑)。

マリコマリコ 私のイメージでは、バンドに誘われる時というのは「ドラムをやってくれ!!! 一緒にバンドしよう!!!」って言われて、「はいっ! やりますっ!!!(キリッ)」って答えるみたいなイメージがあったから、「え、どう返事をすれば…(汗)」」って戸惑っちゃって(笑)。結局「あっ…ええっ…はい、やりますぅ〜♪」みたいに返事したんですけど。

全員 あははは!

マリコマリコ おかげでその日の帰り道、「…ん? 私ってバンドに誘われたんだよね?」「あのやりとりで…レッツゴーズに入ることが決まったの?!」って何度も自問自答しましたよ(笑)。

――(笑)何はともあれ、まずは新メンバーひとり目をゲットと。それはいつ頃でしたか?

ココ 2018年3月ですね。続くベーシスト…これがまたいなくて!(笑) やっぱりミーちゃんの存在感が強かったし、レッツゴーズっぽいベーシストってそうそういないんですよ。しっくりくる人に出会えないまま、ある日下北沢にある「ぷあかう」というロックバーへ遊びに行きまして。すると、店主のFIFIさんから「最近レッツゴーズはどう? メンバーは見つかったの?」って聞かれて、「ドラマーは見つかったけど、ベーシストがまだで…」と答えたら「サクラちゃんを誘えばいいじゃん」って(笑)。ポンっとすごく軽いノリで言われたんです。

サクラ その時、何て返したの?

ココ すぐにピンときて、「あっ、確かに!!!」って。

サクラ ええっ、それも何だかよくわからないな(笑)。

ココ (笑)サクラちゃんと実際に喋ったことはないけど、共通の知り合いがいて、SNSを通して存在やキャラを多少は知っていたから。

サクラ でね、時期的にはその前のことだけど、カナダ留学から帰国してひとりでぷあかうへ行ったことがあるんですよ。9時くらいだったからお店には誰もいなくて、店主のFIFIさんを独占状態で。その時にFIFIさんから「何のレコードを一番に聴きたい?」って聞かれて「MC5の「BACK IN THE USA」!」と言ったら、それがFIFIさんの心を掴んだらしくて。しばらくお店の周辺で噂になったことがあるんですよ(笑)。

ココ FIFIさんはロックが好きならバンドをやるべきだという思想を持っているから、きっとサクラちゃんにもやってほしかったんだと思う。

サクラ だけど、「バンドをやりたい」とはひと言も言っていないのにな(笑)。

――ただ、「MC5聴きたい!」って言っただけなのに?って(笑)。

サクラ そうそう(笑)。

ココ だけど、私の中ではパズルのピースがどんどん集まってくるような感触があったんですよ。

サクラ しかもね、ぷあかうへ行ったその時に偶然チェリーさんに会っているんですよ。お話ししていくうちに私がギターウルフの娘だと知ると、「マジで?」ってお酒をおごってくれて連絡先を交換して(笑)。「この夏にニッキー(コルヴェット)っていう人がジャパンツアーで来日するから会場で物販をやってほしい」ってお願いされて。3月初旬だったかな。ココさんと知り合う前に、ココさんのバンドの出る来日公演で物販をやってほしいと言われるなんてどんな偶然だよ!って。今考えるとそれもすごいなって。

――パズルがどんどん完成してきてる…お話聞いているだけでゾクゾクしてきますね。

ココ しかも、ここからドラマの展開が加速していきますよ(笑)。FIFIさんから「サクラちゃんを誘えばいいじゃん?」と言われた翌日にギターウルフのライヴへ行ったんです。すると、やっぱりサクラちゃんも来ていて。とは言っても、サクラちゃんは初対面だし、人となりをよく知らないし、サクラちゃんが私のことを知っているかどうかもわからない…ああ、どうしよう(汗)…と思いながら、ウルフのライヴを観ていたんですね。で、ギターウルフのライヴには「KICK OUT THE JAMS」をカヴァーする時にフロアからお客さんをステージに上げてギターを弾かせる恒例パフォーマンスがあるんですが。

――まさか? ウルフのライヴでココちゃんがセイジさんのギターを弾いていた映像をSNSにポストしていたけど、あれはその時のものだったの?!

ココ そう!(笑) これまでもウルフのライヴへ行くたびに必ず手をあげるのに選ばれたことがなかったんですよ。背が小さいからフロアで全然目立たなくて(笑)。ただ、その日はいつものように手をあげたら後ろからスッとエロヴィス佐藤さん(原宿Jack’s店主)が私を抱っこしてくれて(笑)、セイジさんがスッと私の手を取ってステージに上げてくれたんですよ! もう、ただただビックリして、これまでに味わったことのない衝撃を受けて。

――えええっ!

ココ もう神に選ばれた!みたいな感じで。

――ロックンロールの神に(笑)。

ココ そ〜〜〜〜っ!(笑)

サクラ 私ココさんと喋ったこともなかったのに、ココさんがステージに上げられた瞬間から全部ビデオに撮っていたんですよ。瞬間的に「撮らなきゃ!」って(笑)。それもすごいよね。めちゃめちゃ感動した。ココさん、めっちゃ泣いてるよって。私も号泣ですよ(笑)。

ココ うふふふ(笑)。

――あの時のココちゃん、興奮のあまりギターをなかなか離さないから、セイジさんと押し問答してなかった?(笑)

ココ そうそう(笑)。セイジさんから「ギターを返せ!」って言われるんだけど、「やだっ! 私の方がギターを好きだ」「返さない!」って(笑)。

サクラ それで、コブラツイスト(の技を)かけられたんだよね(笑)。

全員 わははは。

ココ (笑)それで私、(サクラちゃんにも)結構カッコいいところを見せられたって自負を持てて、(サクラちゃんをメンバーに誘うなら)やっぱ今日しかないわって。それでサクラちゃんを、またモジモジしながら口説くという(笑)。

サクラ いや、私から声をかけたんだよ。撮影した映像を送信してあげようと思って声をかけたら、「あっ、ありがとう(キラキラ)」って。そして、バンド加入のお誘いを受けたんだけど、私のこの辺(首あたり)を見ながら…。

ココ あは。目を見れないんですよ(笑)。

サクラ 今日も着ている革ジャンの、背中にあるTHE LET’S GO’sの文字を見せながら、(ココのモノマネで)「私ねっ、レッツゴーズっていうバンドをやっているんだけど…(キラキラ)」って(笑)。

全員 わははは。

サクラ それで、「知ってますよー。(ギターウルフ主催のシマネ)ジェットフェスにも出ていただいてありがとうございます!」って答えたら、「そうそうそう…(キラキラ)。でー、今メンバーがいないの…。でー、ベーシストがいないの…でー、ええっと…サクラちゃん、やんないかな?」みたいな感じで、マジ曖昧で(笑)。

マリコマリコ  ザ・曖昧(笑)。

サクラ だから私はマリちゃんみたいに二つ返事じゃなく、「あっははっ、はいー!」みたいな感じだったの。私、昔からいろんな人からよく言われていたんだよね。「サクラちゃん、ギターやってよ!」って。だから、その類だとしか受け取っていなくて。だから、「あーっ、はいはいっ!」って。ただの世間話だと思っていたよ(笑)。

――こんにちは!くらいの感覚。

サクラ そそそそ(笑)。「こんにちは、バンドやんない?」ってね。

全員 あははは。

サクラ で、その日はライヴの打ち上げにココさんは出て、私はそのまま帰宅して。そして、翌朝ですよ。父上から「ココちゃんからバンドに誘われたらしいじゃん?」って言われて、「え、何の話?」って驚いていたら、父上が「ココちゃん、本気だったよ。ベースやるんじゃないの?」って。何の話だろうと思ったけど、「あ、確かに誘われたわ!」って。「うそっ、あれ本気だったの?」って。

全員 ゲラゲラゲラ。

サクラ その会話で、ココさんが私を本気でバンドに誘ってくれていたことにようやく気づいて。そこでまず会おうって、翌日ぷあかうに集まったんだよね。

マリコマリコ 「サクラちゃんっていう子を誘おうと思っている」「ベースは未経験だけど、ロックが何かということはわかっていると思うから大丈夫!」って聞かされて、「従いますっ!」ってついて行きました。

スキルよりもバンドの楽しさやシンプルさを

――それはいつ頃?

ココ  4月。3人で会ったのはGWだったかな。

サクラ 4月下旬にオファーを受けて、そこから1週間ずっと悩んでいたから…レッツゴーズがサクラをゲットしたのは5月だったね。ていうのは、家族から「バンドをやるって大変だよ。サクラには難しいよ」って言われていたんですよ。バンドをやることの大変さを一番よくわかっている人たちから言われるとすごく説得力があって。「ココちゃんは本気でやっているのだから、同じようにやれないんだったらやめた方がいい」って。だけど、「ココさん、そんな本気でやるって言ってなかったよ」って(笑)。

全員 ふふふふ。

サクラ 「趣味程度にやれればいいっていう感じだったよ!」って反論しながら、やってみたいなって思い始めている自分もいて…悩んだ挙句、「入ります!」とお返事しました。ココさん、「とにかく一度スタジオに入ってみよう」「一度やってみて嫌だなって思ったらやめたらいいよ」って言ってくれていたよね。それで、「まあ、一回なら…」って。

――だけど、「一回スタジオ入ってみよう」と言っても、楽器を持ったことのない人をそう誘うのって、普通なら相当な賭けですね。

サクラ そう、音痴だったらどうしてたんだって(笑)。

――だけど、それだけココちゃんがサクラちゃんに対して確信を持っていたという証でもありますね。

ココ バンドに誘った時、サクラちゃんが「楽器はやったことないけど、歌は大好き」って言っていたから、もしもベースが弾けなかったとしてももうベースは二の次で、歌うことが好きならもうそれでいいじゃんっていう思いもあったんですよ(笑)。新しいメンバーには楽器のスキルよりバンドを楽しくやれるかどうかを大事にしたかったし、自分で曲作りするときも余計なものを削ぎ落として簡潔にシンプルにやっていくのがやっぱりいいなと改めて痛感していたから。

――なるほど。さあ、この3人がついに揃ったわけだけど、初めてスタジオに入った時というのはどんな感じだったんでしょう?

サクラ 最初はココさんとふたりで入ったんですよ。

ココ アンプの使い方とか、基本的なことから教えて。その時はベースには弦が4本しかなくて、そのうちの1本しか弾かなくていいということもまだ知らなくて。

サクラ 弦4本を全部弾かないといけないのかと思ってて(笑)。だから「えっ、1本弾けばいいんすかっ?」みたいな。

――じゃ、できるっしょ!みたいな?

サクラ ほんと、そんな感じ(笑)。

ココ その時に私の持って行ったベースを弾いてもらったんですけど、それは今サクラちゃんが使っているものと同じ、白いプレシジョンベースで、私が一番好きなベースなんですよ。それをサクラちゃんが持った時にすごく似合っていたから、「お!」って思いましたよね。

――そこ、大事よね。サクラちゃんに対する直感は間違いじゃなかったって確信した瞬間だったのでは?

ココ まさに。

サクラ 3人で初めてスタジオ入った時のこともすごく覚えてる。私がベースを全然弾けないし、リズムもわからないから、マリちゃんが「スリー、ツー、ワン!」って掛け声かけてくれたんですよ。

マリコマリコ  「いちーにーさんしーっ!」って。音を合わせることが初めてだったからね。

サクラ 体育の準備運動?ってくらいカウントしてくれて。

マリコマリコ ドラムに合わせるということが何か?ということから始めて。

ココ 自分が初心者だった当時はバンドメイトもみんな初心者だったし、前のメンバーもそう、私はある程度できる人たちとしかこれまでバンドをやってこなかったから、拍をわかりやすく伝える方法がわからなくて。マリコ、頼りになる!って(笑)。

マリコマリコ  サクラちゃんがべべべべってちょっとベースを弾けるようになった時には、ココさん、ビックリして尻餅ついたよね(笑)。

ココ あははは。

サクラ 練習したよ〜!(笑)

――だけど、普通にバンドをやっている人たちの中に、楽器経験のまったくない人が飛び込んでいくのは、普通ならかなりハードル高いですよね。それは、サクラちゃんが大学を卒業したくらいの年齢だからこそ、軽やかに飛んでいけたっていうのもあるんじゃないかって。

サクラ あ、私、まだ大学生なんすよ(笑)。

マリコマリコ 卒業したのは私ですね。今、社会人2年目です。

――なんと!(笑)

サクラ カナダ留学していたから1年遅れているんですよ。

――かろうじてティーンエイジャーではない、と。

サクラ はい、大丈夫です。ん、何が大丈夫?(笑)

マリコマリコ  ほら、お酒飲んでいるから!

全員 あはははは。

サクラ 私の画像、酒ばっかだよね(笑)。レッツゴーズへ入ったばかりの頃のこと、本当によく覚えてるな。

マリコマリコ  ちょうど1年経つか経たないかくらいだね。

全員 ね〜〜〜〜っ!!!

(…続く)

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