Interview | THE LET’S GO’s④ – 私たちがレッツゴーズです⚡︎ワン、ツー、ツリー、フォー!

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THE LET’S GO’s LET’S BOMB Interview ③
『平凡チェリー』を読み解く:
メンバーのぶっちゃけトーク(2)

Track07.「Lovesong Nightmare」

――この曲はサポート体制の時期に出した音源にも収録されていましたね。

マリコマリコ  これは、どういう感じで作り始めたの?(とココに問う)

ココ 当時は新曲ができるたびにチェリーさんへ連絡をしていて、もうできた瞬間に送信するみたいな状態だったんですよ。早く聴いてほしくて、いつも夜中に送るんですけど(笑)。チェリーさんからしてみれば、夜中に何度もラブソングが送られてくるわけで、「もうさ、そういう曲を作れば?」みたいに言われたことがあって。だから「ラブソングを送りつけるぞ!」って、そのまま歌っています(笑)。

マリコマリコ あ、それで「アイセンジュー!」って歌っているんだ(笑)。

ココ そうそう、「アイセンジュー! アイセンジュー!!」って。チェリーさんにとって私からのメールは睡眠を妨害される悪夢みたいなものだから、“ラブソング・ナイトメア”(笑)。

マリコマリコ  へえ、めっちゃ面白い!(笑) そのエピソード、みんなに伝えたい。

サクラ これ、58秒だっけ?

ココ そうだね。ハードコアって私自身のルーツにはないんですけど、ライヴを観るのは面白いし、毎回やってみたいと思っていて。で、サポート体制の時に、メンズとやっているからこそハードコアナンバーもできるぞって挑戦したんですよ。歌詞もほぼ意味なくて、結構馬鹿馬鹿しいことを歌っています(笑)。

サクラ ヤバいね(笑)。

マリコマリコ  意味わからない(笑)。

――改めて振り返ると、サポート体制の時にリリースしたシングル音源「It’s too late」は面白い内容でしたね。メンズに囲まれていた影響からか、ココちゃんのフェミニンな部分が前面に出ていて。そうかと思うと、最後に「Lovesong Nightmare」というハードコアが収録されていて、作品のオチになっているっていう。

ココ 最後にぶん殴ってやり逃げするみたいなノリで(笑)。

サクラ あはは、最高!

ココ その曲を、まさかこのふたりがやりたいって言ってくれるとは夢にも思わず(笑)。

――ふたりのリクエストで再び収録することになったと?

ココ そうですそうです。

サクラ “レッツゴーズー”のライヴで観たんですよ。それで、「あの曲かっこいい!」って言ったのを覚えてる。

マリコマリコ あの曲なら短いし、できるかも!って、“レッツゴーズー”で演奏したんですよね。

サクラ サポートメンバーだったトヨゾーさんのベースがまた変で…というのは嘘ですけど、ドドドドっって、とにかくテクニカル。もうやめてよ!みたいな(笑)。私、ご本人にも言いましたもん、「なんでそんな難しいベースラインを付けるんですか!」って。

全員 あははは。

サクラ だから、レコーディングでは演奏を少し変えています。できないですよ、素人には! そしたら、エンジニアさんから「ダウンで弾いたらカッコいいし、弾きやすくなるし、いいんじゃない?」って言われてそういう風にして。速いけど、まあ、58秒だしね(笑)。

マリコマリコ  レコーディングしてほんと変わったよね、この曲。

サクラ 58秒だからまだいいかもだけど、マリちゃんも大変な曲だよね?

マリコマリコ  ライヴではまだアドレナリンが出ているからいいんだけど、レコーディングでは2回で終わらせたい感じ(笑)。実際にすぐ終わったね。ほんと、いい曲です。ありがとうございます!

サクラ だけど、いまだに歌詞で何て歌っているか、知らないな(笑)。

マリコマリコ  私も(笑)。

サクラ If you…なんだっけ? あ、If you do that…??

マリコマリコ  そしたら…送るぞ送るぞ!(I send you I send you)って続けて歌っている。本当にあの時のことを、そのまま歌っているんだね(笑)。

――ココちゃんの顔で LINEの音声スタンプ作ったら良さそう(笑)。

マリコマリコ  きたらムカつくなー!(笑)

サクラ 嫌だ〜!(笑)

全員 わははは。

Track08.「ハイボール」

ココ はい、これはマリちゃんのために書きました!

マリコマリコ  ありがとうございます! 曲ができた当初はずっと「マリちゃんソング」って呼ばれていました(笑)。

ココ そう(笑)。「マリコマリコのなんとかなんとか」か、「マリちゃんソング」にしようと思っていたんですよ。マリコがキョンキョン好きだから、少しアイドルっぽい感じを意識しながら書いた曲ですね。女の子っぽくて、「私、負けないわ」っていうフレーズを健気に歌う。そんなイメージ? ドラムをやっているから森高千里のようなドラム&ヴォーカル・スタイルですね(笑)。で、レコーディングではブースへ…。

サクラ キャーッ!

ココ ずっと「私はキョンキョン。私はキョンキョン!」って言いながら入っていったんですよ。またその仕上がりがめちゃぶりっ子ヴォーカルで(笑)。

サクラ みんなで大爆笑ですよ!

ココ クネクネのナヨナヨで(笑)。

サクラ それも知らずに大満足でブースから出てきて。

マリコマリコ ブースから出たらみんなに「マリコはキョンキョンじゃないんだよっ!」って言われて、「はっ!(汗)」って。次は「私はキョンキョンじゃない私はキョンキョンじゃない!」ってつぶやきなら入りました。

全員 わっははは。

マリコマリコ  私、キョンキョンじゃなかったわ(笑)。

ココ スタジオでは、そんなんじゃなかったじゃん!って(笑)。

マリコマリコ  曲よりも先に歌詞を読んだんですけど、私のことを考えながら書いてくれた感じが満載だったから感激しました。前からココさんに「マリコは私の若い頃に似ている」って言われていたから、きっと昔の自分を思い出しながら書いていたのかなって。

ココ そう。昔の自分に向けて書いたというところもあるかな。

マリコマリコ  そういうのが全部伝わってきたんです。私が普段ココさんに話していることが盛り込まれていて嬉しかった。

――昔の自分はどうだったと今振り返っている?

ココ この曲の出だしがもう「もうウンザリよ 人の目なんか気にして 生きているのって 私らしくない〜」なんですけど、本当にそのままですね。

サクラ こんなの自分じゃないー! つまんねえみたいな。

ココ そうそう。アルバム収録曲にすべてに共通していることだけど、「私は私。自分のやりたいことをやる!」っていう。

マリコマリコ  キノコホテルとの2マンライヴに高校時代の友だちがたくさん来てくれたんですよ。この曲を聴いて、みんなが泣きそうになったよって言ってくれて。同じ時を過ごした友だちにも届く曲なんだなって実感しました。

サクラ 演奏していても感動します。

マリコマリコ  全女の子への応援ソングですね。

――「平凡チェリー」に並ぶガールロックアンセム。

マリコマリコ  たとえ、自分に何もなかったとしても大丈夫!みたいな。生きていればいいことあるさ!みたいな。

サクラ 私はあのフレーズが好き。「愛したって恋したって フラれて泣いたって いつかはみんな死んじゃうんだもの」、だから「好きって言わせてよー!」って。

マリコマリコ  恋でも、恋じゃなくてもね。

サクラ 気にすんなよ! どうせ死ぬんだよって。すっごい感動する!

マリコマリコ  ハイボール飲まないとそんなことを言えない女の子の曲なんです(笑)。

――…グッとくる(ホロリ)。

ココ 「自分ってなんでこんなにも普通なんだろう? バンドやっているのに全然キャラも濃くない…」。若い頃はそういうことをよく考えたりしていたんですよ。でも、今ではそれがアイデンティティになっているというか。私すごく普通で凡人だけど、ロックンロールが好きで、やりたいからバンドもやっているんだよ! そういう感じですね(笑)。

マリコマリコ 聴き手のみなさんは、バンドをやっていない人の方が多くて、普通に会社へ行って働いたり、学校行って勉強したり…という感じかもしれない。それでも、私たちって決して特別な存在でもないと思っているんです。このアルバム全体を通して言えることだけど、全然特別じゃないこの3人の歌う歌がみなさんに届くといいなって思っています。

Track09.「もうじっとしてられない」

――これはもうタイトル通り!

ココ はい。これも「怪獣レッツゴーズ」と同じような感じで、3人のテーマソングのようなものですね。3人とももうじっとしていないから(笑)。そうだ、この曲ってサクラちゃんを見ていてインスピレーションを得たのが最初だったと思う。バンドを始めた頃とか、やりたいことがありすぎてじっとしていられない…みたいな。

サクラ なんでもかんでもやりたい!っていう気持ちが爆発しているような。

ココ そう、そういう曲を作りたくて。最初はサクラちゃんをイメージしていたんですけど、途中で「いや、違う」と。やっぱり自分のために書こうって思い直して歌詞を書きました。私はふたりとはキャリアが違うけど、同じ気持ちに立ち返るというか、改めて初心に戻るというようなフレッシュな気持ちでイチからバンドをスタートする。そんな気持ちを込めた曲になっています。

――この曲はこの3人になってから、早い段階で演奏していたね?

サクラ すぐ、だよね。

ココ  「Wild Thing」の次だったかな。

サクラ 最初別の曲をやろうとしていて途中から違う曲になったんだよね。最初に送られてきた失恋ソング、実は私、ちょっとピンときていなくて。だけど、そのままにしていたら翌日に「やっぱ違うのにする」ってすぐに連絡きたのね。それ、すごく覚えている。SNSのストーリーズで「レッツゴーズのメンバー諸君に告ぐ! 新曲ができました」って書くくらい、ココさんはこの曲ができたことを喜んでいるって。実際にその曲を聴いてみたら「うわっ!」って感じる内容で、「これだよね!」って。だから失恋ソングを聴いて「あれ?」と思った感覚は間違っていなかったんだって思ったよ。

――なるほど。

ココ その時はまだこの3人で始めて日の浅い時期で、私もメンズと一緒にやっていた頃のガーリー感を引きずっていたのかもしれない(笑)。ガーリーモードでやっていた曲作りも楽しかったから、あの路線でもう少し曲を作れたら良いなーって思っていたしね。

マリコマリコ  楽しかったんだ(笑)。

ココ 実際にそのモードで曲を作れたからやれるかな?と思ったけど、このメンバーだとしっくりこないなって(笑)。それで、改めて今の私たちにフィットするものを作ろうってできたのがこの曲でした。

サクラ この曲はアンコールで演奏することが多いですね。

マリコマリコ  みんなには私とサクラちゃんが歌っているコーラスの部分を一緒に歌ってほしいなって。

サクラ ほんと。一緒に歌ってほしい!

サクラ&マリコマリコ  あ〜〜〜〜♪(コーラス部分を歌う)

マリコマリコ  とっても簡単ですよ。

サクラ 今度インスタでコーラス解説動画をあげよう!

マリコマリコ  そうだね! 全曲やったりして。

サクラ いいじゃんいいじゃん!

マリコマリコ  で、「まあ、好きに盛り上がってくれればいいよ!」っていうオチにしてね(笑)。だけど、本当に楽しんでくれればオールオッケー!(笑) あと、大体のタイトルコールを私がやったり、サクラちゃんがやったりしているけど、この曲だけはココさんですね。暗黙のルール。

サクラ あるよね、それ。「ウワーィルドシィ〜ング!」「1,2,BOMB」とこれ、だね。

Track10.「Teenage Monster」

ココ モンスターのイメージで、私がサクラちゃんに書いた曲ですね。“ティーンエイジ”っていうワードを一度使ってみたいなと思っていたんです。ただ、自分に対して使うには違和感あるなあ…と思っていたところにサクラちゃんを見て「あ、ここにいた」って(笑)。

全員 あははは。

ココ 「Teenage Monster」って字面もカッコいいし(笑)。

サクラ このタイトル見た時、「あれ、これあたしか!」って思った! 強そーって。

マリコマリコ サクラちゃんはこの曲以外でミドルテンポも歌うけど、カッコいい系の曲がやっぱり合うよね。

サクラ 私が歌う曲はそうだよね。

マリコマリコ  明るい曲はわりとココさんが歌うことが多くて、キメキメの曲はサクラちゃん。

サクラ 「平凡チェリー」くらいじゃない? 私の歌う明るい曲って。ミドルで聴かせる系とか。「Teenage Monster」もドスの効いた感じだもんね。

ココ ダークで、パンキッシュでカッコいい感じ、ね。

サクラ そういうの担当っす!

ココ だけど、そんな中に“パパ”“ママ”とか、ちょっぴり可愛いワードも入っていて。

サクラ 「パパでもママでも 神様でも無理よ 私を止められない」。ええ、まあね、ですよ。「止めれるものなら止めてみんしゃい」って気持ちで歌っています(笑)。この曲は最後の最後が一番のポイントですよ。「シャ―――っ!」って、声が尽きるまでシャウトしているんですよ。みんな聴いてね!

全員 あははは。

マリコマリコ  エンジニアさんがその叫び声を聴きながら、「このパートだけは夜にミックス作業しないようにするわ。怖い…」って言ってたよ(笑)。

サクラ (go! go! vanillas!の)セイヤさんとか、このアルバムの一番好きなところはあのシャウトだって言ってた(笑)。複雑だね。そこかい!って。

全員 わははは。

マリコマリコ  いや、他にもいいポイントたくさんあるよ!

サクラ もっと褒めてよ。もっと聴いてよ。そこかよー!って。アルバムにはそんな部分もありますので、みなさん、ちゃんと最後まで聴いてくださいね。ライヴでもちゃんと叫んでいるので注目ですよ!(笑)

サクラ&マリコマリコ  よろしくですっ!

Track11.「I like your band」

ココ これは前のメンバー時代に作った曲ですね。すごく心を込めて書いたものなんですけど、当時はしっくりきていなくて、ライヴでもあまり演奏していない記憶です。だけど、このふたりがめっちゃ好きって言ってくれて。

サクラ 大好き!

マリコマリコ  すごくいい曲!

ココ こんな風に言ってくれて。

サクラ 最高ですよ。ココさんはいつも対バンするバンドのライヴをちゃんと観ているんですね。その、ココさんの曲だよね。

――ココちゃんはステージに立つミュージシャンでもあるけど、同時にめちゃめちゃロックンロールのファンでもあるからね。

サクラ ロックンロール大好き!っていうココさんの曲ですよね。アルバム収録曲の中で一番ココさんを表している曲。

マリコマリコ  歌入れの時に泣いたよね。

サクラ ふたりで「ふあ〜ん」って泣いたね。

マリコマリコ  「今しか見えない」「言葉では〜うまく伝えらなーい」のところとか。

――ハモリのところも気持ち良い。

ココ うーん!

サクラ ステキ。

ココ ガールズ感ですね。

――ガールバンドの強みだね、やっぱり。コーラスとハモリは。

サクラ 混じり合う感じがね。

ココ 嬉しいですねえ。

マリコマリコ  ツアーでいっぱいやりたい。

ココ ふたりが好きって言ってくれたのが、私は本当に嬉しい。

サクラ これはベースの課題曲として最初に渡された曲のひとつだったんですよ。今から思うと、なぜ初心者にこの曲を渡すんだ?っていう(笑)。

マリコマリコ  「やっぱり難しい」って途中で一度やめたもんね。

サクラ 「歌うし、ムリ」って。

マリコマリコ  リズムがね。

サクラ だけど、徐々にできていったので嬉しい。本当にステキな曲です。

Track12.「1,2,BOMB」

――最後の最後で、再び爆発力のある曲ですね。

ココ これはタイトル先行で完成しました。『平凡チェリー』の前に3曲入りのシングルCD「1,2,BOMB!」を出したんですけど、その表題曲。“1,2,BOMB!”のワード感が好きで、こういう曲も欲しかったんですね。これもまた私たちのテーマ曲のうちのひとつ。ヤバい爆弾女たちみたいな感じですね。

――バンドのキャッチフレーズぽい印象だね。

ココ ほかの曲とは毛色が違うけど、最初はスージー・クアトロみたいなイメージで作ったんですよ。

サクラ へえ、そうだったんだ。アニメの主題歌のイメージかと思ってました!

ココ あ、それもわかるな。

マリコマリコ  「1,2,BOMB!」って、みんなで歌えるよね。収録曲の中でこの曲だけじゃない?

――シンガロングできるっていう。

マリコマリコ  だから、そこはぜひライヴでみなさんと一緒にやりたいですね。やってほしい!

ココ レコーディングの時に、3人で何回も何回も繰り返して「1,2,BOMB!」って。

マリコマリコ  いろんな声色でやりましたね。「1,2,BOMB!」って高音で歌ったり。

サクラ スタジアムばりにしようって、いくつも重ねたね! 

――クイーンばりに。

サクラ クイーンです!(笑)

ココ お客さんが熱狂しているスタジアムの真ん中に爆弾がボンっと落とされるみたいなイメージですね。

マリコマリコ  そういう気持ちを込めて最後に持ってきました。

サクラ レッツゴーズは最後の最後に爆弾を落とすんだな。やなヤツだな〜(笑)。

全員 あははは。

(…続く)

THE LET’S GO’s
『平凡チェリー』
LABEL 222
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2006年結成のレッツゴーズが、現ラインアップとなり1年足らずで完成させたニューアルバム。ラモーンズ、ジョニー・サンダース、ジョーン・ジェット、MC5、ザ・フー、ザ・ダムド…とにかくロックとライヴが大好物という3人が仕掛ける、新たなパンクロック爆弾。ポップチューンから重低音バリバリのハードコアまで、イキのいいサウンドとポップな歌を、マシンガンのごとく連射する。心の中の…どころか、世の中のモヤモヤを木っ端微塵に吹き飛ばす、頼もしい破壊力。そう、これぞ、みんなが待っていたワイルドチェリーボム。さあ、一緒に歌うんだ。笑うんだ。行動を起こすんだ。1、2、ボム! レッツボム!!!

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