Interview | THE QUESTIONS

Interview | THE QUESTIONS

THE QUESTIONS

Photo HIGEFILMS 衣装 alocasia vintage 協力 TICOLAB/Bananaconcept

やっぱりバンドが大好きです!

60sのワンピースがトレードマークのモッドなガレージバンド、sixのチェリオが結婚・出産・沖縄移住を経て新バンドを結成。「この地で出会うべくして出会った」というアキ(Dr)、サヤコ(G)を迎えて2019年から活動するTHE QUESTIONS(ザ・クエスチョンズ)が、今春初音源「恋の予感」をリリースした。ワイルドなシャウトの効いたsix時代のガレージサウンドを踏襲しつつ、新しい一面ものぞかせながらフレッシュに駆け抜ける3曲入りシングル。1曲目の初期衝動全開のパンクロック「QUESTIONS」から終始メーター振り切る勢いでかっ飛ばして、こちらの興奮も止まらない。さあ、いよいよ本格的に始まるよ。初夏には早くもシングル第2弾リリースの予定もあるというザ・クエスチョンズ。結成の経緯から新作、沖縄、バンドと自身の近況、今後について。気になるトピックをメールと電話でチェリオへ聞く。

Member chelio(Vo/B) /aki(Dr)/sayacoxxx(G)
Interview/Text Ayumi Tsubouchi

ドラムのアキとギターのサヤコ、今だからこそ出会えた

——最初にザ・クエスチョンズ結成の経緯を教えてもらえますか?

チェリオ 元々はみんな別のバンドで活動をしていたんですけど、「40代からのギャルバンって面白そうじゃない?」って半分遊びで(笑)この3人でスタジオに入ったのがきっかけです。

——チェリオちゃんが沖縄へ移住したのはいつだったっけ?

チェリオ 2016年の初めですね。産後数ヵ月での移住で、最初の2年間は育児に明け暮れていました。

——それがどんな風にバンド結成の流れになったの?

チェリオ こちらへ来て2年くらいずっとそんな感じだったので、もう音楽活動はできないかもしれないと思っていた時期もあったんですよ。sixも解散したわけではないし、新しいバンドを組むことも正直考えていなくて。それが移住3年目くらいだったかな? sixのメンバーが沖縄に遊びに来てくれて、久々にsixとしてライヴをしたんですよ。そしたらやっぱりホームの沖縄で継続的に活動できるバンドをやりたいなって痛感して。

——うんうん。

チェリオ といっても、当時はザ・クエスチョンズの構想みたいなものもなかったですけどね。でも、とにかく沖縄で新しいバンドやろうと思ってメン募のチラシをいろいろなところに貼ってもらって。で、その時に知り合った人たちとバンドを結成したんですよ。子育て中の主婦がメン募を貼って、まさかバンドを結成できるなんて! すごくありがたいことだなと思っています。ライヴではsixの曲を中心に演奏していたんですけど、やっぱりオリジナルの曲がやりたくて試行錯誤していました。

——そんな中でサヤコさん、アキさんと出会ったと。

チェリオ ドラムのアキちゃんはそのメン募を見て連絡をくれて、さっき触れたバンドも一緒にやっていました。ギターのサヤコちゃんは知人の紹介ですね。そうして集まった今の3人なんですけど、いつも顔を合わせるとお喋りが止まらなくて。練習中も半分は喋っているみたいな時がありますよ(笑)。沖縄で“おしゃべり”のことを”ゆんたく”と言うんですって。

——(笑)おふたりはどんな方?

チェリオ まずサヤコちゃんは仕事をバリバリこなす、とってもまとめ上手な人。沖縄・アジアを中心に活動するオルタナロックバンド、Funnynoise(ファニーノイズ)のメンバーで、ギターを担当しています。マフスのキム(シャタック)みたいな歌声♡と密かに思っているので、いつかサヤコちゃんがメインヴォーカルの曲も作りたいんですよね。

——それは楽しみ。

チェリオ アキちゃんは子育て・仕事・バンドに何でも全力で取り組む姿に、同じ母としてすごく影響を受けています。ドラムもとてもパワフル! 彼女も昔は高円寺周辺でバンド活動していたそうなんですよ。私もよく高円寺をウロウロしていたし、話を聞いていると共通の知り合いが多かったみたいで。同じ時期に東京にいてニアミスしていたのが、沖縄という地で同じ子育て中の母として出会ったことに運命を感じています❤️

——ご縁だね。

チェリオ アユミさんとはよく高円寺で呑んだり遊んだりしましたね。懐かしー!

——お茶行こうって言いながら居酒屋へ直行して深夜まで呑んだり(笑)。
チェリオ そうそう(笑)。

⚡︎チェック⚡︎ザ・クエスチョンズ
メンバー別「プレイリストに何入ってる?」

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