Interview | periwinkles

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生理を歌う

⏤⏤同居がスタートしていつ頃から新作の製作の流れに?

riho 去年の夏頃から曲を作り始めて、徐々にという感じですかね。

⏤⏤新作のイメージって制作前からこうというものはありましたか?

riho その頃から自分の作っている曲が<ザ・生活>みたいな感じというのはありましたね。

ikumi 新作に入っている「Bright Blue Red Week」は私が作っているんですけど、歌詞で生理のことを歌っているんですよ。私、毎月生理に左右されることがめちゃくちゃ多くて。それで生理期間中特有の気持ちが沈む感じとか、、、そういうことを曲にそのまま曝け出しています(笑)。テーマとイメージをrihoさんに伝えて歌詞を作ってもらったんですけど、そういうところもがっつり<ザ・生活>だなって(笑)。

riho 生理の時って結構みんなそうだよねって話をしてて。そういうのをそのまま歌詞に盛り込みました。

⏤⏤ikumiさん、作曲は今回が初めてでしたっけ??

ikumi 前作の「Sleepless Night」が初めてです。

riho テイストも結構違ってて、私には思いつかない天才的なコードを使っている曲です(笑)。

⏤⏤「Bright Blue Red Week」はテーマありきだったんでしょうか? 

ikumi やっぱりメロディが先にあって。で、どういう曲にしようかと考えた時にrihoさんと「生理の曲を作ってみたいよね」って話で一致して。わかる! 似てる! よし、作ろう!って(笑)。

riho Wet Legとか、女性だからこその感覚で歌詞を書いていますよね。製作のタイミング的にもWet Legからの影響はあったかもしれない。「Wet Dream」で映画『バッファロー’66』の名前を挟みながらちょっとエロさを出したりしていて、なんかわかるなーって共感できるところもあって。ああいう状況のわかる場面が歌詞にあるのって良いなと。

⏤⏤なるほど。

riho 自分が曲作りする時にはなかなかできなかったけど、人からもらったメロディで歌詞を作る時って「ikumiはどんな風に考えたんだろう?」と考えたり、聴きやすさや共感性を意識したり。そういうのが自然とできたんですよね。

⏤⏤具体的に考えたことって??

riho 女性特有のバイオリズムですかね。やっぱり生理中の気分の沈んでいる時に考えたりすることや温度みたいなものかな。ブルーで重たく鈍くズーンとくるようなイメージを壊さないように歌詞に落とし込むようにして。不思議と涙が出てくる感じとかね。

ikumi 女性特有の期間ですよね。自分ではあるのだけど、いつもとは違う自分も浮上するちょっと不思議な1週間。

⏤⏤どこかで「女性は生理が来るたびに体内がリセットされて生まれ変わることができる」って読んだことがあるんですけど、それを知ってから私は生理をポジティヴに受け取ってむしろ楽しみになったんですよね。

riho/Iikumi あー!!!

ikumi 確かに。そういうお話を聞くと気持ちがポジティヴになりますね。

riho なるね!

⏤⏤同時にそういう側面が女性の強さを生んでいるのかなって、今お話ししながら思いました。“真っ赤でブルーな1週間”。

riho その言葉通りの1週間ですよね。

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