Interview | periwinkles

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GALなウチらも最強

⏤⏤で、「GAL」のMVの話に行きたいんですが、まさかおふたりがGALスタイルでMVに登場するとは思っていなかった、という話なんですよ。

riho/ikumi あははは!

⏤⏤その辺りのドラマも聞かせてもらえますか?

riho 私たち自身はこれまでの人生の中でGALになることってなかったんですけど。

ikumi どちらかといえば、真逆の人生(笑)。

riho 一般的に言うGALの人たちって自分磨きが上手だというイメージがあるけれど、でも女の子って誰しも自分の中にGALがいると思っていて(笑)。で、人から見られる身としてはそのGALマインドって大事だなってつくづく感じているんですよ。例えば、人の前に出てライヴをする時に自分たちを奮い立たせる時の感覚にちょっと似ているかなって。こういうスタイル、ヤバいよね? こういう私たち、ヤバくない? みたいな。

⏤⏤うんうん。

riho で、自分も含めて若い子たちってお金を持っていなかったとしても、そんな中でいつも可愛くありたいとか、楽しくいたいとか、自分たちこそ最高って思っていたいとか。「GAL」ではそういうことを歌っているんですよね。

⏤⏤実生活の中では一般的に言われるGALにならなかったかもしれないけど、おふたりの中のGALが「GAL」のMVで解き放たれたという感じはありますね。ある種の変身願望的なものもあったのでは?と思うのですが。

ikumi あー、あったと思います! 撮影もすごく楽しくて(笑)。

⏤⏤素で楽しんでいる感じが画面からも伝わってくるのが良かったです。そして、それもまたアルバムタイトルに繋がる<A Day In The Life>の1シーンなのだなって。

riho GALの子たちってこういう感覚なのかなって疑似体験ができた気がしたし、何だろう、、、あの時、不思議と強くなれた気がしたんですよ。”私たち最強”みたいな(笑)。生き物として単純に明るくなれたという体験ができてすごく楽しかったです。

ikumi メイクひとつ、ファッションひとつで人がこんなに変われるんだって実感しました。

⏤⏤それ、実際にあると思います。で、前回のインタビューの時におふたりが「私たち最高!」と言っていたことがすごく印象に残っていて、実際にそういう曲「Two Girls」も収録されていましたよね。今思えば、それがGALマインドだったんじゃないかと思うわけです。

riho/ikumi あーーっ、そうかもしれない!!!

⏤⏤新作に「GAL」という曲が収録されていて、GALマインドにフォーカスが当たっているのは、だから必然だったのでは、と。今日お話を進めながら感じました。

ikumi うん、言われてみると本当にそうかも。

riho ライヴの5分、10分くらい前は私たちって本当にGALみたいだよね。「私たち、めっちゃ良くない!!!」ってずっと言い合ってる(笑)。

⏤⏤最高ですね。「GAL」はどんな背景から生まれた曲だったんですか?

riho 悩みを抱えながら日々を生きているけれど、例えばファストフード食べたり、お金のかからない遊びをしたり、喋ったりしていたり、そういう瞬間を楽しんでいるのがウチらで、そういう時間が結局のところウチらの幸せなんじゃないかなって。そう思った時に、自分たちの中にあるGALマインドが結果的に自分たち自身を強くしていたり、救っていたりするんじゃないかってところに行き着いて。そんなことを考えていた時に作った曲ですね。

⏤⏤それこそ、さっき出てきたシンディ・ローパーの「Girls Just Wanna Have Fun」に通じるスピリットがありますね。“今を楽しみたいだけ”っていう。

riho あー、すごく好きな曲です!

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