Interview | Cyber Cherry

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温かいはキーワード

⎯⎯いろんなスタイルの挑戦と言えば、ライヴでの編成が変わってきていますね。初めて観た時にはmacとギターのみだったのが、最近はドラムのふたり体制がメインになってきていますか?

そうなんですよ。ハイパーポップのライヴは音源だけでも十分重厚感を出せるからカラオケでもできると思っているんですけど、私の感覚的にはCyber Cherryの最低単位はThe Gardenのようなふたり編成だと考えているんですよ。そんな時にHoach5000さんのライヴを観て、ソロプロジェクトでもバンドが入ることであんなに迫力が違うんだと知って。それでドラムはあった方がいいと確信して、紹介してもらったドラマーのKARAKIさんと一緒にやっています。一時期、DJのお友だちに入ってもらっていたこともあるんですけど。

⎯⎯今の感触としてどうですか?

Hoach5000さんのライヴを観ていいと思ったのもバンドいいなっていうアンテナが反応したからと思うし、そもそも私の原点がマイケミなので、、、やっぱり生楽器が入っていた方がいいなって実感しています。

⎯⎯将来的にはPuffみたいなバンド編成とか、、、?

Puff!!! Puffは凄いですよ。インストアのライヴを観たことがあるんですけど、本当にエグくて。スコット・ピルグリムの映画のような、、、音楽と一緒に龍が出てくるような映画なんですけど、そんな印象でした。パソコンで何をしているのか気になる、、、みたいな(笑)。

⎯⎯賑やかなカオスポップという感じが最高ですね。

Puffはメロディアスなのがさらにいいですよね。カオスってやっぱりいい! Cyber Cherryの音楽も以前にCDをリリースしてくれたイアン(マーティン/Call and Response Records)からカオスだと言われたことがあって嬉しかったですね。カオスだけど、どこか温かいって。あ、この<温かい>という感覚は自分の中ではキーワードだと思っているんですよ。

⎯⎯温かいという言葉はさっきも出ましたね。温かさというか、熱をCyber Cherryの歌に感じます。

嬉しいです。自分でもどこか生温かさや哀愁を求めてしまうんですよ。影響を受けているという点でもう1バンドいるのですが、それが神聖かまってちゃん。アニメの主題歌から知った俄かファンなんですけど。彼らがまさしく衝動的でカオス、それでいて哀愁を漂わせているんですよね。

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